遺品整理をするときに注意したい4つのポイントとは?
最近では、遺品整理を専門の業者お願いするのが鉄板になっていますが、なぜ業者にお願いしたほうが良いのかご存知でしょうか?
もちろん、ご遺族の方で整理できるのが一番よいのですが、状況によってはそうもいかないこともあるでしょう。
例えば、故人が賃貸住宅にお住まいだった場合です。近年では孤独死の件数が増えたり賃貸住宅に住む高齢者が増えている関係で、遺品整理を業者に依頼する方が増えています。
この記事では、遺品整理をする際に注意したい4つのポイントをお伝えさせて頂きます。
目次
遺品整理とは
遺品整理とは、「故人が残した遺品を整理して片付けていくこと」です。遺品というと財産価値のある遺産を連想される方が多いですが、日用品や衣服なども含めて遺品になります。
遺品整理は、ただ整理をするだけでなく故人とのお別れをする時間にもなります。遺品を片付けているうちに心の整理もできますので、遺品整理はできるだけ心を込めてしましよう。
亡くなった方が、気持ちよく成仏できるように丁寧に行なってあげましょう。
遺品整理を自分でやるとどうなる?
遺品整理は、ただ荷物の片付けをするのとは少し違います。遺品や種類にもよりますが多大な時間と労力が必要になります。
スケジュールの確認、身内への連絡、ゴミの処分、契約しているものの解約など、遺産の分配などやるべきことは山ほどあります。
もしあなたが、ご自信で遺品整理をされる場合、片付けを順調に進めるために決めておいたほうがよいことを順番にご紹介しておきます。
- スケジュールを決めておく
いきなり作業に取り掛からず、まずはスケジュールを決めておきましょう。遺品整理をいつまでに終わらせるのか?
場合によっては、ゴミ処理場などに自ら行かないといけなくなることもあるので、どのような遺品があるのか?そして、いつまでに終わらせるのか?は最低限決めておいたほうが良いです。
ただし、「故人の方が賃貸住宅にお住まいの場合」は退去日の関係があるので、速やかに遺品整理を行う必要があります。また後術しますが、管理人さんとしっかり話をつけておく必要がありますので注意してください。 - 身内がいれば必ず連絡してから片付ける。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、遺品整理のトラブルで意外に多いのが「勝手に遺品を処分したものが、身内にとっては大事なものだった」などです。他には財産となるものを知らずのうちに勝手に捨てたりしてしまうこともあるみたいです。
遺品は、基本的に相続品となりますので、できるだけ相続人が全員揃った状態で遺品整理をするほうがトラブルを回避できます。 - 契約内容の確認と解約の手続き
よく後から気づいて損をするのが、「解約忘れ」です。定期契約のあるものはしっかりと調べて、すべて解約しておくようにしましょう。
特に、賃貸にお住まいだった場合は、ガスや電気などの契約解除をしておかないと、いつまでも基本料金の支払いが続きますので注意してください。
遺品整理でよくおこるトラブルとは?
遺品整理の際によく起こるトラブルは以下の3つです。
- 遺産の受け継ぎに関するトラブル
- 誰が片付けや処分をするのかというトラブル
- 誰が、遺品整理業者へのお金を払うのか?というトラブル
遺品整理をする際は、親族や兄弟でしっかりと話し合いながら進めなければ、上記のようなトラブルが起こってしまうことがあります。
十分に意見交換を行い、誰かの独りよがりで遺品整理を進めてしまうと、家族とはいえ批判をよびトラブルの元になりますので気をつけましょう。
遺品整理を業者に依頼したほうが良い理由とは、、?
遺品整理をする環境は、必ずしもキレイな環境とは限りません。死亡後、発見されるまでに時間が経ってしまっている場合は、親族がすぐには入室できないこともあります。
遺品整理業社に相談していれば、そのような現場にも代わりに入室し、作業をしてもらうことができます。また、親族間での遺産隠しなどもなくなるため、家族間のトラブルを減らすこともできます。
トラブルを避けたい方や、遺品整理の時間が取れない方、死亡時の状況で遺品整理がままならない方は、遺品整理業者へ相談するのがオススメです。
遺品整理で注意したい4つのポイント
では、本格的に遺品整理業者に依頼して遺品整理に取り掛かりたい方が、注意しておくべき4つポイントをお伝えしておきます。
遺品整理業者を選ぶポイント
遺品整理士がいるか確認しておく
遺品整理士は、遺品整理に関するプロフェッショナルであることを示す資格です。ただし、国家資格としては定められていないので、遺品整理士がいない業者も存在します。
資格の有無だけで、サービスの質が変わるとまでは言いませんが、資格があるかないかはその方が持っている知識を推し量る上でも大切な要素です。
業者に対して疑念が生まれた時は、資格の有無を確認してみることをオススメいたします。
見積もりの内容が詳細かどうか?
遺品整理業者の中には、お客さんに知識がないのをいいことに、不適正な見積もりを出す業者も存在します。
しかし、支払い金額に関するトラブルが減らないのは、素人ではいくら注意してもその金額が適正かどうかを見分けるのが困難という原因があります。
なので、一つの基準として覚えておいて欲しいのは、「見積もりが詳細に記載されているかどうか」をしっかり見てください。
見積書をみるだけで、
- 何の作業をどれくらいして料金がいくらなのか?
- 追加で必要になる可能性のある金額
などが明確になっているかをしっかり確認しましょう。
法外な請求をされる時は、見積書に書いていない細かいことで請求をされることが多いので、できるだけ見落とさないようにして、気になったことは質問するようにしましょう。
対応の全てが丁寧か?
少し乱暴な意見かもしれませんが、コミュニケーションがいい加減な業者は「悪徳業者」と思っていただいて構いません。
電話対応や、実際に会ったときの会話の受け答え、しっかり目を見て話すかなど、悪徳業者はそのようなところでボロが出ます。
遺品整理業者は、とても便利な反面そのような稼ぎやすい業界でもあるので、相手の受け答えをしっかり見て、信頼できるかどうかを判断してください。
業者に頼むメリットはあるのか??
「遺品整理業者を選ぶポイント」で書いたように、悪徳業者の存在を警戒しつつも、遺品整理業者に依頼するのことにどんなメリットがあるのかお伝えします。
家族間のトラブルを減らすことができる
先ほども少し触れましたが、遺品整理の際にトラブルが発生する方は意外に多いものです。
例えば、
- 遺品整理にかかる労力と負担が1人に偏ってしまうことでストレスが溜まり言い争いになる。
- 片付けに全く関わってこなかったのに遺産相続の話だけ、自己主張が激しい。
- 遺産隠しなどが発生する。
- だれが処分費用を負担するかなどで言い争いになる。
など、
状況に応じて様々なトラブルが起こっています。
遺品整理業者に依頼をすることで、上記したようなトラブルはほとんど起こらなくなります。
作業時間や労力を大幅に削減することができる
遺品整理や片付けには、たくさんの時間と労力が必要になります。しかし、遺品整理会社に作業を依頼することで、これらの作業はほとんど必要なくなります。
片付けからその内容の報告、そして処分までを全て請け負ってくれます。もし、故人が孤独死などをしていて特殊清掃が必要となる場合は、清掃までまとめて依頼をすることもできます。
遺族にかかる負担が減らすことができますし、トラブルを防止して気持ちよく遺品整理をするために、遺品整理業者へ依頼をするのは一般的になってきています。
遺品整理にはどれくらい費用がかかる?
遺品整理を依頼する際の相場はどれくらいかを気にされる方も多いと思います。
料金を載せている業者もありますが、実際に現場を確認しないと明確な金額をだすことはできません。地域によってゴミ処理にかかるお金も違いますし、部屋数や残ってい遺品の種類、部屋の状況にもよるので、明確にこれくらいかかると教えてくれる業者はほとんどありません。
数万円で済むこともあれば、数10万かかることもあります。
そのため、その地域での相場感を知るためには、何社か見積もりを取って確認するようにしましょう。
前記したように、何社か見積もりを取っておくことで、不自然な見積もりを発見するキッカケにもなります。
当社も、見積もり対応をしていますのでお気軽にご相談ください。
自分でやるべきことは?
遺品整理を依頼すると、ほとんど業者が作業をしてくれるので、とくに難しいことをされる必要はありません。
ただし、忘れずに準備しておいた方が良いことがあります。
それは、
- 相続人全体に周知すること。
- 遺品、遺産は一緒に確認すること。
です。
相続人全体に周知するのは、トラブルを防止するためにしたほうが良いというのは容易に想像できると思います。
遺品、遺産を一緒に確認すること。こちらは少しご説明しておきます。
遺品、遺産を一緒に確認すること。
これは、業者とのトラブルを防ぐための準備です。
業者の中には悲しいことに、遺品の盗難をしてしまう業者もあります。
とくに、孤独死などで遺族の方が部屋の中に入るのが厳しい現場や、ご自宅であっても親族の方がいなくなった隙に悪事を働いてしまう業者があります。
同じ遺品整理業者としては腹立たしい限りですが、
実際にそのような業者がいるのが現実です。優良な業者であれば遺産となるようなものは、一緒に確認をしながら進めるので盗難が起こることはないのですが、
万が一、特殊清掃に関わること以外で、退出をお願いされるようなことがあれば、どんな理由であっても応じないようにして下さい。
もちろん、ほとんどの業者さんがしっかりと対応してくれるので、過敏になりすぎる必要はありません。
しかし、どんなに信頼できそうな業者だと思っても、お互いのために、依頼者側にも管理意識があったほうが円滑に作業が進みます。
ですので、可能な限りで良いので、業者に任せっきりという状態には、ならないようにすることをオススメいたします。
まとめ
この記事では、遺品整理をする際のポイントと業者に依頼するときの注意点についてお伝えさせて頂きました。
ご自身で遺品整理をするにしても、業者に依頼するにしても、故人が残した大切な遺品をしっかり整理することは、とても大事なことです。
遺品整理で気持ちが落ち着くという話もよくありますので、大切な整理の時間にトラブルが起きないようしっかり準備をしておきましょう。
遺品整理のことで、なにかお悩みやご不明なことがあれば、お気軽にご相談ください。
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