孤独死はどのように発見されるのか?遺体の発見時の状況とその後の清掃や流れ
孤独死とは、誰にも看取られることなくお1人で亡くなってしまうことをいいます。
日本では、「孤独死」をされる方が年々増え続けているのをご存知でしょうか?
核家族化や少子高齢化が進み、ひとり人暮らしをする人、ひとり暮らしをする高齢者が増えているのが原因と言われいています。
もし、あなたの家族が「孤独死は絶対にありえいない」と言い切れない状況だとしたら、孤独死させない準備をしておくことも大事ですが、もし孤独死してしまっていた場合にどのような流れで葬儀まで行われるのかを先に知っておく必要があるでしょう。
当社は鹿児島県で、特殊清掃を請け負っているクリーニング会社になります。
この記事では、孤独死が発見された場合、現場がどのような状況になっているのか?
遺族の方がやらなければいけないことは何か??などお伝えさせていただきます。
目次
孤独死はどうやって判明するのか??
孤独死は、ほとんどの場合が悪臭によって発見されます。
集合住宅にお住まいの場合は、郵便受けに新聞や手紙が長期間溜まり続けているのをキッカケに発見されることもあるそうです。
死後に家族が訪れて発見されることもありますが、
死体が腐敗して悪臭を放つか、近隣住民が気付くまで放置されることが多いのが現状です。
死体が腐敗して死臭を放つまで、夏場であれば2〜3日程度、冬場であれば1週間と言われています。
孤独死現場の遺体はほとんどが腐敗している
孤独死が発見されるキッカケは、死臭によることが多いです。そのため、基本的に部屋の中には腐敗臭が立ち込めています。
さらに、人の死体は「死体現象」という変容過程を辿り、最終的には腐敗した体液を排出します。
腐敗体液が染み込んだ、フローリング や畳には、黒い人型の染みができ、虫が湧いてしまうこともあります。
そのため、孤独死をしてしまった現場は、残酷と言わざるを得ない状態になっていることも少なくありません。
孤独死が発見された後の手順(葬義など)
孤独死が発見された後、もしあなたがご遺族、遺体の引き取り人であれば、遺体の引き取り、葬式などの手続きはされることでしょう。
しかし、普通の流れとは違い、火葬をしてから葬式をあげるパターンが一般的です。
遺体はほとんどの場合腐敗が進んでしまっているので、衛生的な関係により現地で火葬をしてからお骨の状態で帰郷することになります。
もし孤独死した人が身寄りのない単身世帯の方だった場合、葬儀は死亡地の市町村が行うことになります。
遺骨や遺品は引き取り手がいないのでしばらく保管されたのち、無縁塚に埋葬されます。
葬儀以外に考えなければいけないこと
遺族となることを引き受けた人は、火葬や葬儀の他に、遺品整理や諸手続きを済ませる必要があります。
このとき、部屋の状態によっては、特殊清掃業者に清掃を依頼しないといけない場合があります。
上記したように、長い間遺体が放置された部屋は、素人でどうこうできる状態ではありません。
腐敗体液の染み込んだフローリングや畳は、汚れと匂いがなかなか落ちず、リフォームをしないといけないこともあります。
その特殊清掃の手続きも身元引き取り人の方がしなければいけません。
ただし、もしあなたが遺体の引き取り人になった場合でも、保証人になっていなければ部屋の原状回復するためのお金を支払う必要はありません。
その場合、相続自体を放棄することになるので、遺品整理をすることはできませんのでそこは注意が必要です。
遺品整理をすると「財産を相続した」とみなされてしまうので、特殊清掃費用を請求されてしまいます。
もちろん、近隣に迷惑をかけるほどの悪臭の原因となっている箇所を清掃することは問題ありません。
遺品整理に関しては、財産に関わる遺品整理をしてはいけないということなのですが、線引きが難しいので、こちらは遺品整理業者に相談することをオススメ致します。
特殊清掃に関しても、部屋の状態によって大きく金額も変わってくるので、遺品整理業者と同時に、特殊清掃会社にお問い合わせすることをオススメ致します。
まとめ
この記事では、孤独死をしてしまった場合の、現場の状況やその後の葬儀や清掃のことについてお伝えさせていただきました。
孤独死は、日本の社会問題としても取り上げられるほど、年々増加傾向にあります。孤独死をしない、させないにこしたことはありません。
しかし、そうやって注意を向ける人がいる中でも悲しいことに孤独死は起こってしまいます。
当社では、遺品整理から特殊清掃まで承っております。
万が一、鹿児島でご家族が孤独死をされてしまって、特殊清掃が必要な場合は謹んで清掃させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
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